
大正から昭和初期の雰囲気の橋でした。
能勢電鉄絹延橋駅近くの「絹延小橋」です。
写真は2007年2月撮影。
現在は撤去済みとのことです。
この辺り、一本裏に入ると旧街道の雰囲気がしたりして、
再訪したかったのですが。残念。


猪名川に面した側にのみ、親柱が残っています。
味のある書体ですね。
「の」→「乃」、「小」→「古」などは、現代の感覚ではなかなか出せない表現です。
コンクリート製ですが、頭部もキチンとデザインされており、
好感が持てます。
竣工年を特定したかったのですが、
銘板がありませんでした。

幸か不幸か、橋桁のコンクリートが剥離していることで、RCであることが分かります。
しかも鉄筋が丸棒ですので、相当の年代物です。
補修が必要なのは誰の目にも明らかですが、
撤去前提で補修をせずに使用を続けていたのでしょう。

「兵庫県」の白看も朽ちるのを待っています。

さて、こちらが駅の名前にもなっている絹延橋。
ゲルバーPG桁でしょうか。
ちょっと印象が薄い感じ。

こちらも親柱は2本だけ残っています。
桁のスマートさと親柱の重厚さがアンバランス?
親柱は先代の物かもしれません。
橋名はありましたが、竣工年は分かりませんでした。
<おまけ>

ここってマムシが出るの?
大事なところがあぶないっ!しかも素手で触りに行ってるし!
看板の状況が危険なのは良く分かりました。
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- 2009/09/17(木) 00:00:00|
- 橋
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